スプレーするだけで簡単に汚れが落とせると評判のアルカリ電解水。
しかし、アルミサッシの掃除には使わないほうが良いといわれているのを知っていますか。
アルミとアルカリ電解水には相性が良くないものがあり、知らずに使用するとアルミが黒ずんでしまうことがあるのです。
この記事ではアルカリ電解水とアルミの関係について説明し、アルカリ電解水が使えない素材についても解説します。
アルカリ電解水を鉄やアルミに使用する場合は注意が必要
酸性の汚れに強く、洗剤の代わりに使えるクリーニングアイテムとして人気のアルカリ電解水。
しかし、どの素材でも問題なく使えるとは言い切れません。
アルカリ電解水はメーカーごとに生成方法が異なり、使用されている成分をしっかりと確認しないことには金属を錆びさせたり、アルミなどに黒ずみが起こったりする可能性があるのです。
アルカリ電解水は大きく分けると、塩化ナトリウムを使用したものと、炭酸カリウムを使用したものの2種類があります。
この2つには異なる特徴があるため、ここからは、それぞれのアルカリ電解水における特徴と注意点を解説しましょう。
塩化ナトリウムを使用したアルカリ電解水
塩化ナトリウムを電気分解したアルカリ電解水には塩化物イオンが含まれていますので、金属に使用すると錆びることが多いでしょう。
また、金属だけでなくアルミなどの非鉄金属でも黒ずみが起こる可能性が高くなります。
ただし、塩化ナトリウムを使ったアルカリ電解水でも水素イオン濃度がpH8.0~11.0と高い場合には鉄やアルミに使用しても問題はありません。
なぜなら、水素イオン濃度が高いものは生成後に含有される水酸化ナトリウムの量が少ないため、金属やアルミに使用しても錆びや黒ずみが起こりにくいからです。
また、水素イオン濃度が高いアルカリ電解水はすすいだ後に水垢が残りにくいのも特徴で、金属やアルミのクリーニングに向いています。
炭酸カリウムを使用したアルカリ電解水
炭酸カリウムを使用したアルカリ電解水であれば、鉄や金属のクリーニングに使用しても影響がないでしょう。
しかし、アルミニウムなどの非鉄の金属に長時間使用し続けると黒く変色する可能性が高くなるため、使用時間には注意が必要です。
濃度にも注意
アルカリ電解水で金属が錆びたりアルミが黒ずんだりする理由には、アルカリ電解水に含まれる物質の濃度も挙げられます。
アルカリ電解水を生成する際には塩化ナトリウムまたは炭酸カリウムを使用しますが、これらの含有率が0.2%を超えてしまうと、金属が錆びたりアルミが黒ずんだりするのです。
市販されている商品のなかには、含有物が0.6%を超えるものなどもあり、これほどの濃度のアルカリ電解水の場合、素手で使用すると肌荒れを引き起こす可能性も考えられます。
また、アルカリ電解水の原液を希釈する際、水道水や井水を使用すると、水に含まれるミネラル分によって鉄が錆びることがあるため注意が必要です。
アルミだけじゃない!アルカリ電解水の使用で影響が出やすい素材
アルカリ電解水で汚れ落としをすると影響が出る素材はアルミニウムだけではありません。
いくつかの素材に使用すると、腐食などの影響が出る可能性が考えられますので、知っておくのをおすすめします。
貴金属
真鍮などの貴金属はアルミと同様にアルカリ性に反応しやすい性質があります。
よって、ジュエリーなどにアルカリ電解水を使用してしまうと腐敗してしまう可能性があるでしょう。
大切なジュエリーのクリーニングはプロに任せるのが安心です。
皮革製品など
皮革製品や木製品に洗剤などの液体を使うとシミになることがありますよね。
このような水を使ってクリーニングができない素材に、アルカリ電解水をはじめとした液体を使って掃除をするとシミが残るリスクが高くなります。
コーティングにも注意を
アルカリ電解水をニスやワックスなどでコーティングされたテーブルなどに使用すると、コーティングがはがれてしまう可能性があります。
コーティングされた床にアルカリ電解水がこぼれてコーティングがはがれたというケースもありますので注意が必要ですね。
そのほか、ガラスでコーティングされた車のボディなども同様のため、気を付けましょう。
家電製品
家電製品にはさまざまな素材が使われており、アルカリ電解水が使えない部分は多いものです。
塗装がはがれたり、損傷などが起きたりといったリスクが高く、家電製品の内部の汚れ落としにアルカリ電解水を使用すると壊れてしまうこともあるでしょう。
外側部分の汚れであっても、掃除前には家電製品の取扱説明書をしっかりと読み、アルカリ電解水が使用できるかを確認しておくのをおすすめします。
使用時の注意点
水を主成分としたアルカリ電解水ですが、アルミに影響が出るなど、いくつかの点に注意が必要です。
そのほかにも、使用方法によっては人体に影響が出る可能性もありますので、アルカリ電解水で掃除をする際の注意点を紹介していきましょう。
目に入らないように気を付ける
アルカリ電解水は洗剤よりも安全とされる掃除グッズの1つですが、目や口などの粘膜に付着した際にはすぐに洗い流すのがおすすめです。
痛みやかゆみなどの症状が出た場合には、すぐに病院を受診するのがいいでしょう。
乾くまでは触らないようにする
アルカリ電解水を使用した場所がまだ湿っている場合には、アルカリ性の性質が強く残っている可能性があります。
アルカリ性が高いものに直接触れると肌荒れを起こしやすいため、乾くまで触らないように気を付けてください。
ゴム手袋の使用がおすすめ
強いアルカリ性を持つアルカリ電解水は酸性に強いといった性質を持っています。
そのため、人間の皮膚のたんぱく質に触れると肌荒れを起こす可能性があります。
アルカリ電解水を洗剤の代わりとして使用するときは、ゴム手袋を使うのがベターです。
直射日光を避けた場所に保管する
アルカリ電解水を直射日光が当たる場所や高温になるところで保管すると、中性化することがあります。
汚れ落としの効果が薄れてしまう可能性が高くなりますので、冷暗所で保管するようにしましょう。
また、なるべく早く使い切るのもポイントですね。
アルカリ電解水でも落とせない汚れ
アルカリ電解水には高い除菌効果があるため、トイレをクリーニングする際に洗剤の代わりとして使用すると掃除と除菌が一度に行えて大変便利です。
しかし、アルカリ電解水にも落とせない汚れがあります。
トイレの尿石や水垢
トイレの掃除に大活躍するアルカリ電解水でも、こびりついた尿せきや水垢を落とすことは難しいとされています。
この場合には、クエン酸や塩素系の洗剤を使うのが良いでしょう。
カビ
カビはアルカリ性の汚れですので、アルカリ電解水を使用しても落とせません。
軽いカビであれば中性洗剤を使用すると簡単にこすり落とせるでしょう。
こびりついたカビの場合には塩素系漂白剤の使用がおすすめです。
安全性で選ぶならwash-U
アルカリ電解水にはさまざまな種類がありますが、小さい子どもやペットのいる家庭でも安心して使えるのがwash-Uです。
wash-Uは成分のほとんどが水でできていますので、口に入っても問題がなく、おもちゃの汚れ落としや除菌にも使えます。
アルミや金属にも使用できる
アルカリ電解水のwash-Uは、電解水に炭酸カリウムを使用しているためアルミや金属に吹き付けても錆びたり黒ずんたりする心配がありません。
よって、アルミサッシの掃除にも大活躍するでしょう。
ただし、長時間拭き取らずそのままにすると多少黒ずんだりする可能性もありますので、掃除の際は素早く拭き取ってください。
ウイルス対策に効果的
Wash-Uはさまざまなウイルスに対して高い除菌効果を持つアルカリ電解水です。
アルコールでは除菌が難しいとされているノンエンベロープウイルスの除菌も可能ですので、スプレーするだけで感染症などのリスクが防げます。
新型コロナウイルスに対しても高い除菌効果が期待できることから、多くの家庭や職場で取り入れられています。
消臭剤としても高い効果を発揮
汗などの嫌なにおいの原因となるのは細菌であり、これらを除菌することで気になるニオイを元から取り除けるようになります。
アルカリ電解水のwash-Uは、ウイルスや細菌の除菌を得意としていますので、シュッとひと吹きするだけでニオイが除去できるでしょう。
また、wash-Uは無臭タイプのため、一般的な消臭スプレーのように強いニオイを残すこともありません。
においに敏感なペットを飼っている家庭でも安心して使え、ペットのニオイも簡単に消臭できますので快適に暮らせると高く評価されています。
家じゅうの掃除に使えて便利
アルカリ電解水は酸性の汚れを中和する効果を持つため、キッチンの油汚れや床などの皮脂汚れに高い効果を発揮します。
また、wash-Uは布製のソファなどでも問題なく使え、トイレの除菌にも効果的だといえるでしょう。
家じゅうの洗浄・除菌・消臭に使えるお役立ちアイテムです。
wash-Uはさまざまなシーンで活用できることから、何種類もの洗剤や除菌・消臭剤をそろえる必要がなく、お財布にも優しいのもポイントですね。
アルミなどの素材に注意して快適なお掃除ライフを
アルカリ電解水をアルミニウムなどの非金属に使用すると黒ずみが起こりやすくなります。
素材によっては使用した箇所にサビやシミを付けてしまったり、コーティングをはがしてしまったりと影響が出こともあるため、使用前には使える素材かを確認することも大切です。
ただ、素材に気を付けて使用するとアルカリ電解水は非常に優秀なアイテムだといえるでしょう。
洗浄・除菌・消臭が可能ですので、家じゅうで使えますよ。
wash-Uを取り入れ、快適なお掃除ライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。