難しいペットの歯磨きを簡単にするアイテムとして注目が集められているアルカリ電解水。
ペット用品を扱うお店でも見かけることがありますが、一体どれを選べばよいのでしょうか。
どのアルカリ電解水を使っても安全とは言い切れませんので、大切なペットを守るためにも歯磨きグッズ選びは重要です。
そこで、ペットの歯磨きに最適なアルカリ電解水の選び方を紹介しましょう。
ペットの歯磨きは難しい!
ペットを飼っていると気になるのが歯周病の問題。
ペットの歯にたまった汚れや歯石は歯周病の原因となりやすく、大きな病気を引き起こすこともあります。
ただ、自分で歯磨きができない犬や猫の歯を磨くのは大変なことですよね。
そこで、さまざまなペット向けの歯磨き用品が販売されているのです。
なかにはアルカリ電解水を使用したものもあり、簡単に歯磨きができると注目が集められています。
アルカリ電解水とは
アルカリ電解水は水に電解質を加えて電気分解し、酸性とアルカリ性に分かれたところからアルカリ性の部分だけを取り出したものです。
極めて強いアルカリ性を持っているのが特徴で、そのpHは11以上とされています。
酸性の汚れに強く、キッチンの油汚れの洗浄などに高い効果を発揮するため、掃除アイテムとして使われることが多いでしょう。
また、強アルカリ性のもとではウイルスが生存できないという性質をいかし、除菌剤としても使われています。
そのほか、ニオイの原因となる菌を除去できることから、消臭スプレーとしても使えるアイテムです。
ペットの歯垢除去として使えるアイテム
アルカリ電解水の特徴について説明しましたが、アルカリ電解水を使用してペットの歯磨きをしても大丈夫なのでしょうか。
まず、一般的な掃除に使うアルカリ電解水をペットの歯磨きに使用してはいけません。
一般的な汚れ落としなどに使用するアルカリ電解水は非常に強いアルカリ性を持つため、口にいれると皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。
その点、ペット用品として販売されている歯磨きグッズは、犬や猫にも安心して使えるものです。
大切な家族を守るためにも、ペットには
ペット用として販売されている歯磨きアイテムを選んでください。
ここからは、ペット用に作られたアルカリ電解水を使用した歯磨きアイテムを紹介していきましょう。
プロバイオミスト
歯磨きを嫌がる犬や猫でも使えると人気があるのがプロバイオミストです。
プロバイオミストは、スプレーするだけの歯磨きグッズであり、歯みがきを嫌がる犬や猫でも簡単に使えるでしょう。
犬や猫の安全性にこだわっているのも特徴で、食品用として作られたpH12という強アルカリを混合していますので、安心感があります。
口に入れても安全なアルカリイオン水でありながらも、口内細菌が繁殖しにくい環境を作ることが可能で、石灰化した歯石も取れやすくなると評判の1本。
犬や猫の腸内環境の改善にもこだわり、有機発酵大豆や独自発酵善玉菌群も含まれています。
スプレー後にも拭き取る必要がなく、手軽に使える歯磨きアイテムの1つです。
毎日のケアとして安心して使えるため、多くの飼い主から選ばれています。
歯みがきラクヤー リキッド
歯磨きを嫌がるペットに無理やり歯磨きをするのは非常にストレスがかかります。
それでも、歯の汚れをしっかりと落とさないことには歯周病になる可能性が高くなるでしょう。
そんな悩みを解決するのが歯みがきラクヤー リキッドです。
飲み水に加えるタイプの歯磨きであり、水を飲むだけで歯のケアができる優れものとして人気があります。
使い方も簡単で水100mlにつきリキッドをワンプッシュするだけですので歯磨きを嫌がるペットにも使いやすいでしょう。
こちらの商品にはpH12という強アルカリ性を持つミネラル電解水が使われており、強いアルカリ性を使って汚れをしっかりと落とすのが特徴です。
それでいて添加物などを含まないため、安心して使えます。
さらに、無味無臭ですので、お水を飲まなくなる心配もありませんね。
100mlのボトルが12本入りのカートンも販売されており、まとめ買いもできて便利です。
マジックゼオ(MAGIC ZEO)
ペットの歯にこびりついた頑固な汚れや歯石が簡単に剥がれ落ちると評判なのがマジッゼオです。
ゼオライトとアルカリ電解水の力で歯石を落とし、口臭や歯周病の原因菌を大幅に減少させることから画期的なアイテムとして高く評価されています。
また、歯石の予防も可能ですので、歯石が付きにくくなると評判の1本。
無味無臭で刺激もないため、ペットにも安心して使えます。
嫌がらないのであれば、歯ブラシで汚れを掻き出しておくと、より高い効果が得られるでしょう。
すすぎも必要ありませんので、簡単に歯磨きが完了します。
さらに、アルカリ電解水を使用したデンタルリンスも登場しています。
「マジックミスト」と呼ばれるこの商品は、歯磨きの仕上げや寝る前のケアに最適で、口のなかにスプレーするだけで歯周病対策ができる優れものとして人気です。
アルカリ電解水は人間の歯磨きには使えない
犬や猫にはアルカリ電解水を使用した歯磨きアイテムがありますが、人間の歯磨きにアルカリ電解水は使えません。
アルカリ電解水は極めて高いアルカリ性を持つため、口に入れるのはおすすめできないのです。
飲み水として販売されているアルカリイオン水というのもありますが、アルカリ電解水とは別のものですので注意しましょう。
歯周病の予防に使うのは次亜塩素酸水
アルカリ電解水が人間の歯磨きに使えないとはいっても、歯科医院や口腔外科などでは歯周病の治療や予防に電解水を使用していることがあります。
しかし、歯科医院で使われる電解水は次亜塩素酸水と呼ばれるものです。
次亜塩素酸水はアルカリ電解水とは異なり、水素イオン濃度が低い酸性の水溶液であることが特徴でしょう。
一般的なデンタルケアで使われる洗口液とも違い、アルコールや着色料、保存料などが使われていないため、安心して使えます。
次亜塩素酸水は虫歯や歯周病菌を殺菌する効果が高く、虫歯予防や歯周病の予防として広く使われているアイテムです。
一般的なアルカリ電解水が口に入った場合にはすぐに対処を
ペット用に作られたアルカリ電解水入りの歯磨きアイテムなどは、たくさんの検査をクリアしてきた商品ですので口に入れても安心だといえるでしょう。
ただし、掃除などで使用するアルカリ電解水が口に入ってしまった場合にはすぐに洗い流す必要があります。
アルカリ電解水のアルカリ性は非常に強く、pH値が高い商品の場合には素手でさわると皮膚を傷めてしまう恐れもあるでしょう。
そのため、口や目のなどの粘膜に触れてしまった場合にはすぐに洗い流し、違和感がある場合には病院を受診してください。
アルカリ電解水は危険なのか
皮膚に直接触れると肌荒れを起こす可能性のあるアルカリ電解水ですが、ペットや小さい子どものいる家庭では使えないのかと気になる人もいるでしょう。
アルカリ電解水は水に少量の電解質を加えて作られた水溶液ですので、危険性がありません。
また、電解質にも塩化ナトリウムや炭酸カリウムといった食品が使われていることから、環境に影響を及ぼすこともないでしょう。
さらに、
アルカリ電解水は汚れと結びつくと中和反応を起こして水に戻る性質がありますので、部屋の掃除に使用し、その部分をペットが舐めても問題ありません。
二度拭きの必要もないため、掃除が簡単に終わるでしょう。
ただし、どのアルカリ電解水でも安全に使えるとは言い切れません。
アルカリ電解水の中には洗浄効果を高めるためにアルカリ性を強めている商品もあり、そういった商品を素手で扱うと肌荒れが起こる可能性があるのです。
よって、安全にアルカリ電解水を使うためは、アルカリ電解水選びが非常に重要なポイントだといえるでしょう。
おすすめはwash-U(ウォッシュユー)
高い洗浄効果が期待できるアルカリ電解水のなかでもおすすめはwash-U(ウォッシュユー)です。
wash-UのpHは12.5以上と極めて高く、強いアルカリ性を持つアルカリ電解水であるものの、人体に触れても問題がなく安心して使えます。
ペットの歯磨きには使えませんが、ペット用品の除菌や消臭にも高い効果を発揮しますので、ペットがいる家庭では選ばれることが多いでしょう。
シュッとスプレーするだけで簡単に汚れも落ちることから、デイリーで使いたいという人が続出している商品です。
さらに、インテリアの邪魔をしないシンプルなデザインも魅力で、プレゼントに選ばれることも多くみられます。
ペットには専用のアイテムで歯磨きをしよう
ペットのデンタルケアに使用するアルカリ電解水には、ペット用品として販売されている商品を選ぶのがおすすめです。
厳しい検査をクリアした歯磨き用品であれば、安心して歯石の除去ができるでしょう。
ただし、一般的なアルカリ電解水は口に入ると人体に影響を及ぼす可能性があるため、避けるのがおすすめです。
歯磨きには使えませんが、汚れ落としや除菌、消臭にはアルカリ電解水のwash-Uをおすすめします。
wash-Uであればペットのいる家庭でも安心して使えますので、アルカリ電解水のwash-Uで毎日の暮らしを楽しくしましょう。