アルカリ電解水の使用はOK?カビを防いで長持ちさせる畳の掃除方法を紹介
Share
本コンテンツは一般的な情報の提供を目的としており、法律的、税務的その他の具体的なアドバイスをするものではありません。個別具体的事案については、必ず専門家にご相談ください。
本コンテンツの情報は、その情報またはリンク先の情報の正確性、有効性、安全性、合目的性等を補償したものではありません。
また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。
畳がある部屋に入ると寝転がりたくなり、ついゴロゴロしてしまうという人は多いもの。
ふわっと香るイグサのニオイを嗅いでいると気持ちが落ち着くこともあるでしょう。
ただ、畳は汚れが染み込みやすくカビなども発生しやすいため、いくつかのポイントをおさえたお手入れが必要です。
そこで、この記事では畳が長持ちする正しい掃除方法と掃除の注意点、おすすめのアイテムを紹介します。
畳掃除で気を付けるべきポイント
畳は非常にデリケートな素材で作られています。
乱暴に扱ったり間違った掃除方法を選んだりすると傷んでしまうことがありますので、まずは畳の性質を理解しておきましょう。
畳には目がある
畳の表面となる畳表は天然素材のイグサでできています。
このイグサの繊維は「目」と呼ばれる一定の方向に並べられており、この目に沿って掃除をすることが重要です。
目に逆らってしまうと畳が傷んでしまったり、畳の隙間にゴミが入り込んでしまったりすることがありますので「目」を意識して掃除をします。
並べ方が特殊
畳は1畳ごとに繊維の方向が揃えられ、畳の合わせ目が十字にならないように並べられているのが特徴です。
隣に並べられた畳と繊維の方向が異なることがめずらしくないため、目を傷めないよう1畳ずつ丁寧に掃除しなければなりません。
1畳につき1分を目安にし、畳全体をまんべんなく掃除することが大切です。
畳掃除におすすめなのが「ほうき」
畳掃除では畳の表面に溜まったほこりを取り除くことから始めます。
このときにおすすめなのが「ほうき」です。
掃除機でも畳の上のホコリは取り除けますが、ほうきのほうが掻き出す力が強く、掃除機では取れない細かい汚れまで取り除けます。
ただし、ほうきがないという場合には、掃除機を使用した方法でも問題ありません。
正しい掃除の手順
畳掃除では、ほうきや掃除機を使って大きなほこりを取り除くことから始めます。
畳の目に沿ってほうきや掃除機を動かし、丁寧にほこりを取っていきましょう。
ほうきを畳の目に沿って小刻みに動かすと、隙間にたまった汚れが掻き出せます。
また、水に濡らした新聞紙をしっかりと絞り、畳の上にばらまいてからほうきで掃く方法もおすすめ。
ほこりが新聞紙に吸収されますので、簡単にキレイにできますよ。
イグサへのダメージもおさえられることから、畳が傷みにくくなります。
掃除機を使う場合には「畳モード」を選ぶと畳が傷つきにくいでしょう。
ただし、畳のヘリは傷みやすいため、掃除機をかけないように気を付けてください。
最後に乾いた雑巾を使って汚れを拭き取ります。
食べこぼしやシミがあるとき
「畳の上に食べ物をこぼしてしまった!」というときは、ほこりを取り除いた後に水拭きをします。
ただし畳がぬれてしまうとカビが発生しやすくなりますので、ぞうきんを固く絞り水気が残らないように気を付けます。
洗剤を使うと畳を痛めてしまうため、水だけで畳を拭きあげていきましょう。
水拭きが合わると乾拭きをし、しっかりと水分を拭き取ってから畳を乾燥させることも大切です。
畳掃除で注意すべきこと
畳を長持ちさせるにはいくつかの点に気を付けることが大切です。
クリーニングのプロもこれらのポイントをおさえていますので、知っておくのが良いでしょう。
水拭きはカビの原因になるため乾拭きが基本
天然素材で作られている畳は湿気に弱く、少しの水分でもカビが発生しやすいのが特徴です。
食べこぼしなどの対処では水拭きをすることもありますが、基本的には水を使わずに掃除します。
粘着式カーペットクリーナーやお掃除ロボットは使わない
畳は非常にデリケートな素材でできていますので、コロコロなどと呼ばれる粘着式カーペットクリーナーを使用してはいけません。
粘着式カーペットクリーナーは吸着力が強いため、畳に毛羽立ちがおこったり、イグサが抜けてしまうことがあるのです。
また、お掃除ロボットも畳の目に沿って掃除ができないため、畳を傷つけてしまう恐れがあります。
大切な畳を長く使用するためにも、これらの方法は選ばないようにしてください。
アルカリ電解水や重曹・セスキ炭酸ソーダの使用はNG
環境に優しい掃除グッズとして人気のアルカリ電解水ですが、畳掃除には適していません。
なぜならアルカリ電解水は非常に強力なアルカリ性を持っており畳に使用した場合、変色したりシミになったりすることがあるからです。
アルカリ電解水と同じくアルカリ性を持つ重曹やセスキ炭酸ソーダも、畳の掃除には向いていません。
アルカリ性の性質はイグサを黄ばませてしまいます。
ひどい場合には表替えや新調が必要になる可能性もあり注意が必要です。
汚れがひどい場合にはクエン酸水を
アルカリ電解水をはじめとしたアルカリ性の洗浄剤を畳に使用すると、畳が変色してしまう恐れがあります。
しかし、クエン酸水は酸性の洗浄液ですので畳にも安心して使えるでしょう。
それだけでなくクエン酸には殺菌効果があり、畳に発生しやすいカビやダニの予防効果も期待できるのです。
梅雨で湿気が多くなる前にクエン酸水で掃除をしておくと、大切な畳をカビやダニから守れますね。
クエン酸水で畳を掃除する場合には、バケツの半分くらいまで水を用意し、その中に小さじ1杯程度のクエン酸を混ぜます。
そうしてできたクエン酸水に雑巾を浸し、しっかりと絞ってから畳を拭きましょう。
最後に乾いた雑巾で乾拭きし、しっかりと水分を取り除いておくとカビが防げます。
ただし、新しい畳の場合にはクエン酸を使うと変色してしまうことがありますので、青さが残る新しい畳にはこの方法を使用しないように気を付けてください。
乾燥を心がけると長持ちする
畳がぬれたままになるとカビやダニが発生してしまいます。
そのため、掃除後にはしっかりと乾燥させましょう。
畳がある部屋は窓を開けて風通しを良くするように心がけ、時間がある場合は日干しも1つの方法です。
しっかりと乾燥させることで畳が長持ちしますので、丁寧に畳のお手入れをしましょう。
畳以外の掃除にはアルカリ電解水が便利
強いアルカリ性を持つアルカリ電解水は畳の掃除には使えません。
しかし、和室の扉やテーブルなどの掃除にはアルカリ電解水が適しています。
アルカリ電解水は手垢や皮脂といった酸性の汚れに強く、シュッと吹きかけるだけで汚れが気持ちよく落とせるでしょう。
また、汚れ落としだけでなく除菌にも高い効果が期待できることから、感染症予防にも効果的な洗浄剤です。
和室に使用する際には、部屋中にアルカリ電解水をスプレーすると畳にかかることがありますので、乾いた雑巾にスプレーしてから扉などを拭くようにしてください。
アルカリ電解水ならwash-Uがおすすめ
畳の掃除には使えないものの、家じゅうの掃除に便利なアルカリ電解水。
スーパーなどの量販店でも気軽に購入できることから人気が上がり、多くのメーカーから販売されるようになりました。
ただ、どのアルカリ電解水でも同じとは言い切れません。
数あるアルカリ電解水の中でも、スーパーアルカリイオン水の「wash-U(ウォッシュユー)」はおすすめのアイテムです。
そこで、アルカリ電解水wash-Uの魅力を紹介していきましょう。
高い洗浄力で酸性の汚れをすっきり落とす
アルカリ電解水のwash-UはpH12.5以上という極めて高いアルカリ性を持っているのが特徴です。
この強アルカリ性は酸性の汚れに強く、頑固なキッチンの油汚れや皮脂汚れ、たばこのヤニなどもすっきりと落とします。
アルカリ電解水のwash-Uであれば野菜の農薬落としにも使えますので、さまざまなシーンで大活躍する1本です。
高い除菌効果も期待できる
アルカリ電解水wash-UのpH12.5以上という強アルカリ性を使うと、多くのウイルスの除菌が可能になります。
新型コロナウイルスに対する不活化試験(株式会社食環境衛生研究所)においても、アルカリ電解水のwash-Uは99.99%以上もの不活化効果が出ているのです。
消臭剤としての使用方法も人気
アルカリ電解水のwash-Uには洗浄や除菌だけでなく消臭剤としての使用方法もあります。
ニオイの原因となるのは菌であり、この菌をアルカリ電解水がしっかりと除菌することで嫌なニオイがおさえられるようになるのです
スポーツ用品やペットの消臭にもアルカリ電解水のwash-Uは高い効果を発揮しており、シュッと吹きかけるだけで簡単にニオイがおさえられると人気があります。
成分のほとんどが水のため安心
強力なアルカリ性を持つアルカリ電解水のwash-Uですが、水を電気分解して作られているため、成分のほとんどが純水でできています。
また、アルカリ電解水は汚れと結びつくと中性に戻る性質もあるため、環境に優しい洗浄剤といえるでしょう。
アルカリ電解水のwash-Uであれば口に入っても安全ですので、ペットが舐めても心配ありません。
さらに、ほかのアルカリ電解水のように電解質に塩化ナトリウムを使用していないことから、アルカリ電解水のwash-Uであれば金属などをサビさせることがないのです。
それだけでなく、アルカリ電解水のwash-Uは防錆効果も期待できますので、掃除や除菌をしつつ、大切なアイテムをサビから守ります。
掃除は場所や素材によって最適な方法を選ぼう
畳はイグサを痛めたり、カビなどが発生してしまわないようほうきと雑巾を使った掃除がおすすめです。
掃除方法にもしっかりと気を付け、掃除後には畳を乾燥させることも忘れないようにしましょう。
アルカリ電解水などアルカリ性の洗浄剤の使用は、畳が変色する恐れがあるためおすすめできません。
ただ、アルカリ電解水の強力なアルカリ性は酸性の汚れに強いことから畳以外の掃除には大活躍するでしょう。
アルカリ電解水のなかでもおすすめはスーパーアルカリイオン水のwash-Uです。
wash-Uは環境に優しい洗浄剤であり、除菌・消臭にも効果が期待できますので使ってみてはいかがでしょうか。