カビ予防に効果あり?環境に優しいアルカリ電解水について徹底解説!

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100円ショップや雑貨屋さんでも目にする、アルカリ電解水クリーナー。
従来の掃除用洗剤とはどのように違うのでしょうか。
また、カビの除去や予防には効果があるのか知りたいところですよね。
本記事では、そんなアルカリ電解水について、その特徴やメリット・デメリット、おすすめの使い方などを徹底解説いたします!
掃除用クリーナーとして人気のアルカリ電解水とは?効果のある汚れと基本的な使い方

化学的な処理によって水にはない機能をつけた水を「電解水」と言います。
そのうち、マイナスの電極で生成され、電気分解によってマイナスイオンが多くなった水を「アルカリ電解水」と言います。
このアルカリ電解水は、強アルカリ性の洗浄液。主な機能として、細菌やウイルス除去のほか、たんぱく質や油脂を分解する機能も持っています。
油脂は酸性の汚れのため、マイナスの電極で生成されたアルカリ電解水が手を取り、汚れを浮かせて分解しているのです。
反対に、プラスの電極で生成された酸性電解水は、殺菌やウイルス除去に特化しています。
一般家庭での汚れのほとんどは、アルカリ電解水で対応することができるので、家庭用・業務用ともに、アルカリ電解水を使用したさまざまな商品が販売されています。
また、界面活性剤などの成分を含まないため、人や環境にも優しく、小さなお子様がいる家庭でも安心して使える安全性の高さが特徴です。
基本的な使い方としては、油汚れや赤カビ(ぬめり)などがある場所にアルカリ電解水をスプレーして擦るか、布やスポンジに染み込ませて拭き掃除する方法が一般的。
そのほか、掃除する場所や汚れ具合に合わせて、浸け置きやブラシでの擦り洗いなどといった工夫をすることで、より洗浄効果が上がります。
アルカリ電解水 | 酸性電解水 | |
---|---|---|
効果のある汚れ | 【酸性の汚れ】油汚れ、タバコのヤニ、皮脂汚れ、赤カビ(ぬめり)、手垢等 | 【アルカリ性の汚れ】水垢、尿石、黄ばみ等 |
カビ予防以外にも!アルカリ電解水のメリット・デメリット

では、アルカリ電解水がどのようなものかわかったところで、使用するに当たってのメリットとデメリットを確認しましょう。
これらを知っておくことで正しい使い分けができ、より効果的に掃除やカビ対策が行えます。
アルカリ電解水のメリット
- 効果のある汚れの幅が広い
- 界面活性剤などのような刺激物を含まず、環境や人に優しい
- pH12.5以上で除菌効果もある
- 洗剤と違い、二度拭き(水拭きなど)が不要
アルカリ電解水のデメリット
- 革製品などの水分に耐えられないものや、剥がれる可能性のあるクリアコーティングされたものには使えない
- アルミなどの金属、無垢材(木材)には、腐食・変色の可能性があるため、使えない
- アルカリ性の汚れと混ざっている場合は効果が出にくい
カーペットやラグなどの布製品に使用する場合は、すすぎ洗いが必要なく、乾燥したタオルで汚れを拭き取り、自然乾燥させるだけなので、他の洗剤を使うより何倍も楽でしょう。
また、畳はフローリングなどと同様に、アルカリ電解水を染み込ませた布で拭き掃除することで、汚れを取り除きながら除菌もできます。
しかし、尿石や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れが混じっている場所では、中和反応が起きないために効果が出ず、注意が必要です。
カビ予防にアルカリ電解水を使うおすすめの使い方4選

おすすめの使い方①〜お風呂掃除に最適?カビを発生させる汚れを根本から取り除く!
できたばかりの水垢やぬめり、皮脂汚れなどには、アルカリ電解水を使った擦り洗いが効果的。
これらをこまめに取り除くことで、自然とカビ対策ができます。
頑固な黒カビができた場合は、塩素系漂白剤などの洗剤が必要ですが、日頃からアルカリ電解水で掃除していると、pH11.5以上の環境が作られ、洗浄効果が持続されるのでカビ防止につながるのです。
お風呂場の天井や壁には、アルカリ電解水を染み込ませた布をワイパーに取り付けての拭き掃除がおすすめ。
酷い汚れには、アルカリ電解水をスプレーしたペーパータオルなどでパックをし、汚れが浮き上がってきたところで、メラミンスポンジなどで擦り洗いをすると良いでしょう。
掃除後は水気が残らないよう、しっかり換気・乾燥させることもカビ対策には必須です。
おすすめの使い方②〜赤カビに効く!トイレには普段使いで細菌やカビの繁殖を防ぐ
お風呂場同様、赤カビを見つけた際には、早めにアルカリ電解水をスプレーして、擦り洗いで取り除きしましょう。
酷い黒カビを塩素系漂白剤の洗剤で落とした後も、さらに細かな汚れをアルカリ電解水で取り除くことで、カビ予防ができます。
なお、トイレの床は、アルカリ電解水を含ませたシートを使った拭き掃除がおすすめ。
同様に、便器もアルカリ電解水を含んだシートでこまめに拭き掃除しておくと、細菌の繁殖やカビの発生を防ぎながら、清潔な状態を保ちやすくなります。
おすすめの使い方③〜カビやサビ防止にも効果あり!エアコン掃除はアルカリ電解水で解決
エアコンは基本的にアルカリ電解水スプレー1本で掃除が可能です。
パネルやファンなどにスプレーし、軽く擦り洗いすると、ホコリや雑菌・細菌、カビなど、ほとんどの汚れは落ちます。
汚れが酷い場合には、先に掃除機でホコリなどを吸い取っておきましょう。
また、ホコリが溜まりやすいフィルターは、分解してブラシなどで水洗いしてからアルカリ電解水をスプレーすることで、カビ予防と消臭効果が期待できます。
どうしても洗剤などを使うと内部のフィルター内に使用するのはで人体に悪い影響があるのでは無いかと心配になりますが、アルカリ電解水なら安心ですし、カビが生えにくくなる事による良いエアコン内部の環境を作り出すことができるので、ぜひこまめに内部も掃除したいところです。
細かい機器部分はラップなどで養生し、エアコン内部にスプレーするだけなので、結果エアコンの効きが良くなりますよ。
おすすめの使い方④〜油汚れの多いキッチンにはアルカリ電解水スプレーとシートを両使い!
油汚れが付きやすいキッチンの壁には、アルカリ電解水をスプレーして、よく絞った濡れタオルでの拭き掃除がおすすめです。
取れにくい場合は、アルカリ電解水を吹きかけた上にラップを貼り付け、ドライヤーなどで温めると、より汚れが浮き上がりやすくなり、綺麗に拭き取れます。
コンロ周りや五徳は、よりギトギトした油汚れが多いので、まずシートタイプで拭き掃除をし、取りきれない汚れにはスプレーを吹きかけて、キッチンペーパーなどで拭き取りましょう。
それでも汚れが落ちない場合は、五徳をジップロックに入れ、アルカリ電解水を10回ほどスプレーしたら、50度弱の熱湯を入れて15分程度浸け置きします。
そして、不要になったカードなどで汚れを削り落とし、最後にスポンジで綺麗に洗い流すと、固くなった油汚れもしっかり取り除けるでしょう。
新型コロナも不活化!高い洗浄力を持ちながら環境や人に優しい除菌消臭スプレー「wash-U」

このようにアルカリ電解水は汚れ落としだけではなく、カビ対策にもなるので幅広い用途で活躍します。
そんな優秀なアルカリ電解水のおすすめのアイテムをご紹介します。
pH12.5以上の強アルカリ性でありながら、99.83%純水で、環境にも人にも優しい洗浄除菌・消臭スプレー「wash-U」です。
日常の汚れをしっかり洗浄しながら除菌・消臭できる「wash-U」は、サビ防止や新型コロナウイルスの不活化に非常に効果的な商品。
合成洗剤と同等、もしくはそれ以上の洗浄力でありながら、塩素イオンを含まないため、スプレー後に錆びたりカビが生える原因となりません。
また、株式会社食環境衛生研究所にて、新型コロナウイルスの不活化試験を行った結果、30秒の接触で99.99%以上の不活化効果が確認されています。
インフルエンザやノロウイルスなどにも同様の除菌力を示しており、「wash-U」1本でほとんどの感染症対策ができる優れものです。
なお、pH12.5以上の強アルカリ電解水を使用したスーパーアルカリイオン水のため、他の洗剤と違い、洗浄後も川の水によって希釈され、中性の自然な水へ戻る点も特徴であり人体だけでなく地球環境にも優しいです。(※洗浄時に吸収した油分は分解が必要)
自宅の掃除や、衣類・ペット用品への消臭除菌、お店などでの清掃・除菌消臭と、幅広く利用されています。
気になる方は、公式ページより「wash-U」を詳しくみてくださいね。
まとめ
本記事では、掃除用品として注目されているアルカリ電解水について、その特徴やメリット・デメリット、おすすめの使い方などを詳しくご紹介いたしました。
環境や人に優しいながら、その高い洗浄力によって、カビの原因となる汚れをしっかり取り除いたり、頑固な油汚れやタバコのヤニといった悪臭にも有効なアルカリ電解水。
水回りやコンロの掃除以外に、製品によっては、ペット用品や農薬のついた野菜にも除菌消臭として使用できます。
幅広い用途に適したアルカリ電解水を上手に掃除に取り入れて、カビ予防やウイルス対策をしながら、清潔な状態を保っていきましょう。